揖斐祭り 公演レポート(H23.05.05)

揖斐祭り 公演レポート(H23.05.05)

屋台がたくさん並んでいます。

練り込み

垂井では芸児は男児のみでしたが、揖斐は女の子も出ています。
芸児の後ろにはお囃子が控えています。

左から、市山、住吉山、鳳凰山、高砂山、龍宮山。今年は鳳凰山が当番町。

揖斐祭りは三輪神社の例祭。まずはお参りから。

巫女舞

お囃子が流れ、可愛らしい巫女さん達の舞い。
この日のために神社に通って練習したのだそう。
出番前は少し緊張の面持ち…
2グループに別れて「浦安の舞」「豊栄の舞」を披露します。

大神輿3基(御先、本社、御後)を担ぎだす「発御祭」。
大神輿は正徳~享保年間(1714~1717)の製作。

神輿渡御(みこしとぎょ)

神事が終わると、大神輿が練り込みに出発!
神輿渡御と稚児歌舞伎がセットで観られるお祭りは全国でも珍しいそうです

この地方に伝わる民謡「おばば」を唄いながら、神輿を上に掲げてぐるぐると回ってみせます。

かなりの勢いで神輿を持って暴れ始めて、だんだん祭りがヒートアップしてきました!
ひと暴れしたら、鳥居をくぐって、それぞれの神社を回りながら町を練り歩きます。

【おばば】

「おばば」の唄は、天正の頃、揖斐城主・堀池備中守の姉が善明寺春淨の許へ嫁ぎ、めでたく初男子を出産したそのお祝いとして、祝酒と笛太鼓を持って老母が嫁の在所へねぎらいに行ったことを唄った、揖斐発祥の唄。
この辺りでは祭りの時以外にも、昔から伊勢参りの出迎え、家や倉などの新築祝い、嫁とり・婿とりの祝宴、イモチ送り(稲に害虫が付かないように祈る行事)など、いろいろな場面で景気付けに唄うそうです。

『お婆々』
一.お婆々どこへ行きゃるナーナーナー
  お婆々どこへ行きゃるナ
  三升樽さげてソーラバエ
  ヒュルヒュルヒュードンドン

二.嫁の在所へナーナーナー
  嫁の在所へナ
  ささ孫抱きにソーラバエ
  ヒュルヒュルヒュードンドン

三輪神社境内を出たところで、揖斐川町の特産品の出店を発見。
揖斐はお茶や苺をはじめ、農作物が豊富で、揖斐産の素材で作られた食べ物がたくさん並んでいました!

西濃ブルワリーさんの地発泡酒。
揖斐川産の大麦を使った「揖斐川ピルス」や、林檎、サクランボ、柿などのフルーツビールなど色々ありました。
ぽかぽかした春のうららは、地の発泡酒でのどを潤しましょう~。

>>西濃ブルワリー

稚児歌舞伎

さて、そうこうしているうちに、お待ちかねの稚児歌舞伎。
昔の人たちも「奉納芸」という名目で、ひそかにこの時間を楽しみにしていたのでしょうね。

まず、お祭りの始めといえば「式三番叟」。
三番叟は動きが面白いし、リズムも良いし、本当に見ていてとても楽しいです。
金色の剣先烏帽子がまぶしい!

続いては「太十(たいじゅう)」こと「絵本太功記 十段目 尼ヶ崎閑居の場」。
謀反を起こした光秀に次々と降りかかる悲劇に、なんとも気の毒になってしまいます…

芸山の上の小さな舞台で演じるということで、芝居小屋等で演じられている太十とはかなり変えられていて、花道の代わりに舞台横の幕から登場したり、役者の立ち位置や間合いなど、以下にコンパクトにうまく見せるか、工夫が凝らされています。
垂井の曳やま祭りとも、やはり場所が違えば演出や衣裳、台詞回しまで少しずつ違っていました。

300年以上も続いてきたこの祭りが、今もずっと受け継がれていっていて、そういう“伝統”に小さい頃から自然と触れられるというのは、大切なことだし、素晴らしいことだなと思いました。
揖斐の人たちの、揖斐の街と揖斐祭りへの愛情が伝わってくるようでした。

三輪神社の宮司さんや当番町の下町組や祭り関係者の方はじめ、小学生・中学生や地元の方々、ご苦労様でした!

揖斐祭り 日程

日程

5月3日(祝・火)【子供歌舞伎特別披露】

13:00~ 揖斐川図書館前より稚児役者練り込み
13:30~ 揖斐川町中央公民館大ホールにて子供歌舞伎特別披露
※芸やまで披露する子供歌舞伎を特別に大ホールで披露します。

5月4日(祝・水)【試楽】※雨天中止

子供歌舞伎披露
   13:30~ 三輪神社鳥居前
   16:00~ 三輪神社境内
   19:30~ 三輪神社境内
   ※5輌の芸やまが、三輪神社に曳き入れられ、
      子供歌舞伎が披露されます。

5月5日(祝・木)【本楽】※雨天順延

稚児役者練り込み
   11:00~ 下町稲荷神社より
子供歌舞伎披露
   14:00~ 三輪神社境内
   16:00~ 三輪神社境内
   19:30~ 三輪神社境内
大神輿、青年・子供神輿
   13:30~18:30 揖斐川町三輪地内
場所 揖斐郡揖斐川町 中央公民館、
三輪神社(揖斐郡揖斐川町三輪1322)境内
芸題 式三番叟(しきさんばそう) 
絵本太功記 十段目 尼ヶ崎閑居(あまがさきかんきょ)の場
当番町 下町(鳳凰山)